この例からもわかる通り、ChatGPTは単なる翻訳ツールではなく、私たちのコミュニケーションパートナーともいえる存在となりました。
英語での発信をサポートしてくれるだけでなく、私たちが英語での意思疎通を通じて世界に羽ばたくお手伝いをしてくれます。
AIへの指示=プロンプトが鍵を握る
上で見たように、「私たちは同じ釜の飯を食った仲だ」を“We all ate from the same pot”と翻訳するのは誤訳ともいえます。
しかし、ChatGPTに、それが「英語で通じるのか」、「誤訳はないか」、「英語でどう伝えたいのか」をプロンプト(指示)で指示すれば、柔軟かつきめ細やかに対応してくれます。
まさに自分の代わりに英語を生成してくれるツールなのです。
そのための鍵となるのが、「プロンプト(指示)」です。ChatGPTに何かをしてもらいたいときには、プロンプト(指示)を書く必要があります。プロンプトは日本語で書けるので、英語アレルギーの人にも問題ありません。
プロンプトはレストランでの注文のようなもの
プロンプトとは、料理でたとえるなら、レストランでの注文です。ステーキを食べたいのであれば、肉の種類、焼き加減、サイドメニュー等を伝えます。
同様に、ChatGPTに自分が言いたいことを英語にしてもらいたい場合は、どうすればよいでしょうか。
レストランでステーキの焼き加減を指定するために、「レア」「ミディアム」「ウェルダン」のような言葉を知っているとより便利なのと同じように、言葉を説明できる言葉、すなわちメタ言語を知っておくと便利です。