忙しい人でもうつ病にかかる
「私は忙しくて、うつ病になんかなっている暇はない」と考える方は、うつ病を誤解しています。
どんなに忙しい人でもうつ病に罹患します。
「憂鬱な気分が続いている」「何をやっても楽しくない」というのも、うつ病の顕著な特徴です。
ほかにも、「疲れやすい」「気力がない」「熟睡できない」「朝早く目が覚めて、その後眠れない」「イライラが続く」「自分を責める気持ちになる」「自分は価値のない人間だと思う」「食欲が落ちる」「ダイエットをしているわけでないのに体重が減る」といった症状があります。
これらの症状が2週間続き、3週間目に入ってもまだ続く場合は、うつ病の可能性があります。
インフルエンザと同じ「誰でもかかる病気」
日本には約300万人のうつ病患者がいると言われています。そのうち、医者にかかっている人は100万人ほどです。
女性の15~20%、男性でも10%前後の人が、一生のうち一度はうつ病になると言われています。
季節性インフルエンザは毎年、日本人の10人に1人が感染すると言われています。
つまり、うつ病はインフルエンザと同じように、誰でもなりうる、ごく一般的な病気なのです。