「夜中に何度も目が覚める」はうつ病の初期症状

うつ病の患者さんの睡眠の特色は、「熟眠障害」と「早朝覚醒」です。

心配事が多くて、寝つきは悪いけれども、いったん寝てしまうと朝までぐっすりと眠ってしまうという人は、セロトニンが十分に足りていて、うつ病の可能性は低いと考えていいでしょう。

ところが、夜中に3回も4回も目が覚める場合は、セロトニンの量が減少しており、うつ病の初期症状ではないかと考えられます。

夜彼の問題について考えて不眠症と睡眠障害に苦しんでいるベッドのアジア人男性
写真=iStock.com/yanyong
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70代以降であれば、年齢的に夜中に何度も目が覚めても不自然ではありませんが、

40代、50代であれば、歳のせいではなく、うつ病を疑うべきです。

70代以降でも、急にそうなったのならうつ病を疑うべきです。

「おいしく感じられない」「食欲が落ちる」はうつ病サイン

2010年に、「お父さん、眠れてる?」というポスターがあちらこちらで貼られていたのを覚えているでしょうか。

これはうつ病の初期症状の方を専門医に誘導し、うつ病が原因の自殺を減らそうという政府の対策で、実際に自殺が激減しました。

「もしかして私はうつ病では?」という疑いを持ったら、まずは専門医で薬をもらうことです。

うつ病になると、今までおいしいと食べていたものがおいしく感じられなくなってきて、食欲が落ちてきます。これはうつ病の初期症状です。

ほか、仕事の能率が低下すると同時に、気分も落ち込み、「自分なんかいても邪魔じゃないか」など、自責の念がうかんできます。