感情に任せて退職届を出してはいけない
もちろん労働者からすると、退職勧奨は気持ちの良いイベントでは決してない。だが、感情的になって退職届を提出するなどの自暴自棄な行為は控えてほしい。なぜなら退職届は労働紛争や裁判で「会社の切り札」として悪用される危険性があるからだ。
大人の喧嘩は論より証拠。本稿の冒頭で私が提出させられた始末書も、もちろん裁判では「会社のお守り」として嫌というほど利用された。
自分で言うのもあれだが、これを書いた私の考え方や言動にこそ、退職を促される人材の特徴がてんこ盛りに詰まっている。雇用を失いたくない方は、ぜひ私という存在を反面教師として参考にしてほしい。