自分がいかに余計なことを言っていたかわかる

実践してみるとわかりますが、「黙っている」とルールにして決めておくと、圧倒的に余計なことを言わなくなります。

小林弘幸『自律神経が整えば、仕事も人間関係もうまくいく』(KADOKAWA)

最近は減りましたが、私にも、仕方なく出席している食事会、飲み会はたくさんありました。はっきり言って、これらの会合は大きなストレス要因ですが、そんな席では「沈黙する」と自分で決めています。

もちろん、話しかけられればにこやかに会話をしますし、質問されれば答えます。

ただし、原則として自分から余計なことは話さない。

「沈黙」を実践してみると、これまでいかに自分がどうでもいいことを話し、それがストレスになっていたかに気づきます。誰かの意見に反論してみたり、余計なアドバイスを与えたり、無用な知識をひけらかしたり、しなくてもいい自慢話を披露してしまうなど、そんなことばっかりです。

それが、あなたにとって快感であり、ストレス発散になれば(周りの迷惑は別にすれば)特に問題ありません。

「今日も1日、余計なことをしゃべらずに済んだ」

しかし、たいていは「あんなこと言わなければよかった」「黙っていればよかった」と後悔するものです。

仕事ではいろいろと話さなければいけないケースも多いでしょうが、その後の飲み会、懇親会、食事会など、いわゆるオフの場面では「沈黙する」と自分で決めて、実践してみてください。

「今日も1日、余計なことをしゃべらずに済んだ」とその日を振り返ると、なかなか気分がいいものです。

慣れてくると「沈黙」によって自律神経が安定していることに気づきますし、周りの人が「どれだけ余計なことをしゃべっているか」を冷静に観察できるようになります。

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