気持ちを込めたいときの「本当に」「たいへん」とその言い換え
感謝や謝罪、お願いやお悔やみに気持ちを込めたい場合、「本当に」「たいへん」という程度を強める副詞を使うのが一般的です。
しかし、「本当に」「たいへん」ばかり使ってしまうと、手軽な表現であるだけに単調になってしまい、気持ちが伝わらなくなってしまいます。そこで、感謝や謝罪、お願いやお悔やみを表す動詞とともに使うと気持ちがこもりやすいのが「誠に」「深く」「厚く」「謹しんで」「心から」といった副詞です。これらの副詞は大人の文章に必要な表現であり、TPOに応じて使い分けることが求められます。
文章の末尾で「重ねて」「あらためて」申し上げる
手紙やメールなどで、感謝や謝罪、お願いの言葉などを、冒頭と末尾で繰り返して伝えることもあります。そのほうが意図が明確に伝わりますが、二度書いてしまうとくどくなってしまいます。その場合、末尾のほうに「重ねて」「あらためて」という副詞を加えると、繰り返しに気持ちがこもり、誠意が確実に伝わります。