日常のルーティーンを少し変えてみる
意欲を持ち続けるためには、どうすればいいのでしょうか?
そのポイントは、「前頭葉」と「男性ホルモン」にあります。
人間の意欲低下には、前頭葉と男性ホルモンが深く関係しています。
このふたつを活性化させることで、意欲低下の進行を遅らせることができます。
「前頭葉」とは、大脳の前方部分のことで、意欲だけでなく、思考や創造などの機能を司っています。
前頭葉の機能が低下すると、人は頑固になり、柔軟な思考が難しくなります。
前頭葉は40代から萎縮が始まり、60~70代になると本格的に萎縮が進行します。
萎縮が進むと、感情の動きが低下して意欲が湧かなくなり、外の世界に対しても無関心になってしまうのです。
・何もやる気が起こらない
・何をしても楽しくない
こんな気持ちになると、家から外に出る気がしなくなります。
外に出なくなると、身体も弱り始め、前頭葉の機能はさらに低下して、「負のスパイラル」に陥ってしまうのです。
前頭葉というのは、不測の事態に「対処」する時に活性化しますから、日常のルーティーンを少し変えるだけでも、萎縮を遅らせる効果が期待できます。
・行きつけのレストランや居酒屋ではなく、新しい店に入ってみる
・普段とは違うジャンルの映画やビデオを観る
・お気に入りの作家以外の本を読んでみる
これまでとは違う「物の見方」や新たな「刺激」に出会うことで、前頭葉の働きを活性化することができるのです。