食べていないのに太るなんて、こんなにつらいことはありません。頑張っているのに結果が出ない、頑張っている努力が水の泡だなんて、もったいないことです。

食べる量は少ないのにカロリーばかり摂っていて、脂肪を燃焼するために必要な栄養素や、吸収を遅らせたり排出を促したりする栄養素が摂れていないことで起きてしまっています。

このような食事を長年続けた結果、自らのカラダを省エネにしてしまう省エネ体質になっている、ということです。

省エネ体質はある意味、飢餓にも耐えられるようにカラダが正しく反応してしまった証拠。でも、今からでも決して遅くはありません。今日から正しく、燃焼して、排出するカラダをあらためて作るようなイメージで、新築の家を建てるくらいの気持ちで食生活を見直しましょう。

脂肪を燃焼するためには、たんぱく質食品、それも脂質が少なくたんぱく質が多いことが必須ですので、バラ肉ばかり選んでいたり、肉ばかり毎日食べたりということではなく、部位や種類も考えつつ、魚や大豆からもたんぱく質を摂る必要があります。

また、便秘など排出力が衰えているケースでは、食物繊維がカギ。きちんと燃やしたり排出したりすることが、健康なカラダへの第一歩。食物繊維はあれこれ考えるのが面倒なら、いつも食べているごはんを玄米や大麦ごはんに変えたり、コンビニでも買えるメカブや納豆をプラスしたり、そんなことからでも十分です。

省エネ体質から脱却して、まずは燃焼体質、排出体質を作っていくことを意識しましょう。

写真=iStock.com/YinYang
※写真はイメージです

スポーツジムに通うより、まずは食事の改善から

「運動してせっかくカロリー消費したのに、ついつい食べ過ぎちゃった……」

これまで何度もクライアントさんたちから聞いてきたこの言葉。面倒くさがりで運動が特に好きなわけでもない私にも、痛いほど気持ちがよくわかります。

20代の頃にスポーツクラブに入会して、「さあ今日は頑張ってランニングするぞー」と張り切って20分間もランニングをして息切れするほど頑張ったのに、ショートケーキたった1個分のカロリー消費しかしていない……。愕然として、消費カロリー測定器が故障したんじゃないかと二度見三度見してショックを受けたものです。

運動が大好きな人なら別ですが、運動嫌いな人が頑張って嫌いな運動をしたのに、ストレスや空腹感からドカ食いに走るのでは本末転倒。せっかく運動したのに、疲れと罪悪感だけが残るこの方法は、あまりにも悲しすぎます。