意識して相手の名前を呼んでみる
挨拶や感謝の気持ちを伝えるときには、意識的に相手の名前を添えよう。「○○さんおはようございます」「△△さんありがとう」。
自分の名前を呼ばれて嫌な気持ちになる人はいない。相手の名前を呼ぶという行為は「わたしはあなたに興味があります」という意思表示なのだ。
相手が目上の人であっても、「部長」や「監督」など肩書や役職で呼ぶのをやめよう。肩書で呼ぶと無意識に上下の関係性が生まれ、フラットな気持ちで相談や報告ができなくなってしまう。相手が後輩の場合、彼らは名前を呼ばれることで先輩に認められていると感じ、心理的安全性が確保される。
恥をかく勇気を得ることができるのだ。社外の人にも、「○○さん、いつもありがとうございます」と意識的に名前を呼ぶことであなたの尊重する気持ちが伝わる。その気持ちは仕事で返ってくる。
相手の名前を呼ぶという行為は、よい人間関係をつくるうえで非常に有効な方法だ。この方法は会議の場でも使うことができる。「さっき○○さんがおっしゃったとおり」と発言した人の名前を入れることで、発言者は自分がリスペクトされていると感じることができる。
人は自分に興味を持ってくれる人に好感を持つ。「もしかしたら、自分のことを好きではないかも」とあなたが思っている相手にこそ、相手の名前を呼ぶことを実践してほしい。人は自分の心の鏡なのだ。