読後感のいい1冊だ。「週刊プレイボーイ」の名物編集長として名を馳せた著者が、かつて自分が担当した柴田錬三郎、今東光、開高健が憑依したかの勢いで吠えまくる。語り口はとことん直截で、何を根拠にと突っ込みたくなるような個所もあるが、妙な説得力で押し切った。

本来、人生相談ほどいい加減なものはないと思う。学生に何か助言した後、今のでよかったのだろうかと自問してしまう小心者の私にとって、短い質問文やちょっとしたインタビューだけで、「ああしなさい、こうしなさい」と断言できる神経がどうにもわからない。

本書が抵抗なく読めたのは、相談者が(例外もあるが)あまり切羽詰まっておらず、むしろ回答者・島地勝彦とのやり取りをただ楽しんでいる風情があるからだ。「シマジ」なら何て答えるだろう? 相談というよりもお題を出す感じである。

【関連記事】
職場女性にお手つき発覚。でも結婚したくない
嫌いな上司のセクハラ情報をどう利用するか
ワガママな女ほどモテるか
社長は社員と酒を飲め!
ここに注意、パワハラ&セクハラの「新・境界線」