人前で話すときは、声や表情、視線だけでなく、「身振り手振り」も重要な要素です。ポイントは、「自分がどのように見えるか」につねに注意を払い、無意識のクセを改善していくこと。ここでは、落ち着きのある振る舞いをつくるための実践的なコツを紹介します。

周囲の人が見る角度で「身振り手振り」をチェック

人前で話すときの「身振り手振り」をよくするには、まず「自分がどんな身振り手振りをしているか」を、客観的に認識する作業が欠かせません。ふだんの会議などの機会をうまく使い、自分が人前で話している姿を録画して確認するといいでしょう。

録画の際のポイントは、スマートフォンなどを自分の正面に置いて撮影するのではなく、周囲の人がふだんあなたを見ている角度から撮影すること。相手はつねにあなたを正面から見ているわけではありませんから、たとえば少し斜めの角度にスマートフォンを置いて撮影すれば、相手が目にしている状態に近い、自分の身振り手振りをチェックすることができます。

(構成=岩川悟、辻本圭介 図版作成=佐藤香奈 写真提供=株式会社圓窓)