休日なのに休めた感覚がない、週明けに疲れが残っている……。そんな悩みの原因は「休み方」にあった! 成果を出し続ける世界のエグゼクティブから学ぶ、休日改造計画。
ジョギングする男性
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働くために休むのか休みのために働くのか

あなたは、「休日」に何をしていますか? 日本のビジネスパーソンは、休日を「休息」の時間と考えて、体を休めたり、ストレスの発散を心がける傾向がありますが、必ずしも思い通りにはなっていません。休みが明けても、疲れは残ったままで、ストレスも解消されていない……と感じている人がたくさんいると思います。

こうした背景には、働き方改革が進んでいる現在でも依然として長時間労働が続いており、休日の予定を立てるような余裕が持てないことや、休むことに対して罪悪感や後ろめたさを持ってしまう日本人特有の休日に関する意識の問題があると私は分析しています。ですが、労働基準法の改正によって時間外労働の上限規制が設けられたことで、これまでのように長く働いて成果を出すということは法的にも容認されなくなりました。つまり、限られた時間で成果を上げなければならない段階に来たということです。