仕事で成功する人の特徴は何か。心理学者の内藤誼人さんは「米国ハーバード・ビジネス・スクールのプレゼンでは、エンジェル投資家の興味関心に合わせて、自分のプレゼンを修正しようとすると、かえって悪い評価を受けたことがわかっている。相手、お客様は意見やアイデアをころころと変えられることが好きではない」という――。

※本稿は、内藤誼人『もの静かで繊細なあなたが生きやすくなる本』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

プレゼンしている女性
写真=iStock.com/Artit_Wongpradu
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もの静かな人ほど「実はクリエイティブ」

「内向的な人は、杓子定規なモノの考え方をする、つまらない人間だ」と誤解されることがありますが、決してそんなことはありません。むしろ、常識に縛られず、すごく自由な発想をする人であることのほうが多いのです。

内向的な人は、あれこれと頭の中で熟慮していますが、じっと黙って考えているだけで、あまり口には出しません。だから、周囲の人にはその豊かな発想力が伝わらないのです。

考えたことをきちんと口に出して他の人に話すようにすると、その考えのユニークさをわかってもらえるはずなのですが、発言をためらいがちで、その点では損をしていることになります。

たとえば、あのアインシュタイン。

彼は子どもの頃から非常にもの静かで繊細なタイプで、周囲から心配されるほどでした。

そんなアインシュタインは、「光の先端に乗って飛びまわっていたら、世界はどんなふうに見えるんだろう?」「落下するエレベーターの中で硬貨を落としたら、どうなるんだろう?」などと空想して、一人で楽しんでいたといいます。