メガネはぜいたく品
その後は、徳川家康が使用したというメガネも、久能山東照宮に現存する。17世紀になると長崎で国産のメガネがつくられるようになり、フレームにはべっ甲や水牛の角、馬の爪などが使われたようだ。
そして江戸時代も半ばになると、江戸や大坂では、真鍮や木製のフレームのメガネが売られるようになった。当時の浮世絵などにも、「べらぼう」で「てい」が装着しているようなメガネをする人物が描かれている。
主として知識人や商人、僧侶らが、読書や書き物、細かい作業などをする際にもちいたという。ただし、当時としてはぜいたく品で高価だったため、庶民にはなかなか手が出なかったようだ。
いずれにしても、「てい」がドラマで描かれているように教養のある商人であったなら、あのようなメガネをしていたとしても不思議ではない。
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