お客様や目上の人を配慮する際に、知っておくべきマナーは何か。ANAの元CAで研修講師の三上ナナエさんは「基本的に、出入り口に近い席がいろいろと気を遣って動きやすいため『下座』である。ただ、調度品が飾られていたりする場合など、例外もある」という――。
※本稿は、三上ナナエ『一生使える「敬語&ビジネスマナー」』(大和出版)の一部を再編集したものです。
お茶を正しく出せるのも、仕事の1つ
最近では、お茶出しはペットボトルの会社がほとんどですが、場合によっては器を使うこともあるでしょう。
どちらでも、所作を整えてスムーズに進めなければなりません。
まず、ペッドボトルでお出しする際の注意点をみていきましょう。
常温も用意しておくと喜ばれる
持ち帰ることができるペットボトルは、喜ばれる傾向です。
特に女性は、常温で飲みたい方も多くいるので、冷えたものと常温のもの、どちらがよいか伺うと喜ばれるでしょう。また、冷えているペットボトルには、コースターをひいておくとテーブルが濡れません。
ペットボトルはコップとセットで
基本的には、ラッパ飲みさせないためにコップをお出しします。
ガラスのグラスがもちろんいいですが、紙コップでも問題はありません。
その際、ペットボトルに紙コップをかぶせると、手で触ったところに紙コップの内部が触れるので気になる方もいるでしょう。
そこで、紙コップはペットボトルの横に添えてお出しします。
紙コップに埃が入るのが気になるのであれば、紙コップを2重にしてペットボトルにかぶせます。

