相手からの理不尽な一言にうまく対応する方法は何か。コミュニケーション・アドバイザーの森優子さんは「本音を上手に伝えることができる人は、理不尽なことを言われたとき、その場でやんわりと、数秒間の間をとってから質問形式のフレーズを口にする」という――。
※本稿は、森優子『敵をつくらないホンネの伝え方』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
理不尽なことを言われたら、「その場」でやんわりが効く
皆さんは、理不尽なことを言われたとき、どうしていますか?
「空気が悪くならないようにしたいけど、なかなかできない」
多くの人が、そのように思っているのではないでしょうか。
当然です。だって理不尽なのですから。筋が通ってないめちゃくちゃなことを言われたら、誰だって気分が悪くなりますよね。顔に出て無言になる人もいれば、カッとなって攻撃的に反論する人もいるでしょう。
言い返したくても、とっさのことで何も言えなかったり、自分の立場を考えて黙ってしまった人は、後から悔しさが込み上げてきて、眠れなくなってしまうほど言い返せなかったことを悔やむ場合もあるようです。
また、攻撃的に反論してしまった人の中には、後から「ちょっと大人げなかったかな」と反省する人もいるようですが、ときすでに遅しとなってしまいます。
そもそも理不尽なことを言ってくる人に問題があるのであって、言われた人が反省することはおかしくて、それこそ理不尽です。ですが、二度と会わない相手ではない限り、できれば上手にかわしてスッキリしたいものです。
本音を上手に伝えることができる人は、理不尽なことを言われたとき、その場でやんわりと返します。そのときに、数秒間の間をとってから(ここ大事なポイントです)こう言うのです。
「理不尽という言葉があるのを知っていますか?」

