1次情報ではなく、受け手側に「価値」を付与しつつ情報配信できる教祖のごとき存在が、今、注目の「キュレーター」だ。各分野の第一線を走る識者たちは、普段、誰の情報を頼りにしているのか。一挙公開する。
複雑怪奇な情勢を「複眼的」に見る
ニューズウィーク日本版編集主幹
竹田圭吾氏
竹田圭吾氏
「ニューズウィーク日本版」は、国際感覚の強いビジネスマンに、日本のメディアとは違った視点で「世界の真実を読み解くこと」をコンセプトにしている。
私は編集長時代、テレビのニュース番組や新聞を毎日チェックしていた。しかし、これらの情報だけで国際情勢を正確に読み解くのは難しい。むしろ「テレビや新聞の情報はまず疑え」というところから雑誌企画の第一歩が始まるといってよい。
日本のテレビや新聞の報道には強いバイアスがかかっていることがある。日米関係、日中関係に顕著だが、発信する側が勝手に意味を付加してしまう。昨今の例で言えば、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)問題。政治的要素が日増しに強くなり、冷静な報道が少なかった。中国を叩いたほうが読者の受けがよいという理由や、「ここで毅然とした態度に出なければ日本のためにならない」、など発信する側が結論ありきで述べることも多く、距離を置いて判断する必要がある。
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