大きく考える人の言い回しを身につける4つの方法

① どう感じているかを説明するときには、大きく、積極的で、元気のよい言葉や言い回しを用いる

誰かに「今日の気分いかがですか?」と聞かれて、「どうもすぐれません」と答えてごらんなさい。ほんとうに気分が悪くなってしまう。だから次のように言うことだ。「おかげさまですばらしい気分です」と。あるいは、「大きい」とか「けっこうな」といった言葉を使うのである。

あらゆる機会にこういった言葉を口にすると、何か大きく感じはじめるだろう。いつも大きく感じている人だと言われるようになれば、友だちも得られるのである。

② 他人のことを説明するときは、明るい、元気のよい、好意的な言葉や言い回しを用いる

どんな友人や同僚について話すときも、大きくて積極的な言葉を使うことを原則とするのである。「彼はほんとうにすばらしい人だ」と相手をほめるのだ。彼を小さく見せるような表現をすれば、それはあなたを小さく見せるだけなのだ。

ダビッド・J・シュワルツ著、桑名一央訳『大きく考えることの魔術』(実務教育出版)
ダビッド・J・シュワルツ著、桑名一央訳『大きく考えることの魔術』(実務教育出版)

③ 人を元気づけるときには、積極的な言葉を使う

誰もが、ほめ言葉を望んでいるのだ。妻や夫に対しては、毎日特別すばらしい言葉を用意しておきなさい。いっしょに働いている人なら、彼らを認め、ほめてあげることだ。心からほめてあげることは、やがて成功するための道具になる。それを用いることだ。しかも、繰り返し、繰り返しほめるのだ。彼らの外見、仕事、業績、家族、何でもいい。機会あるごとに、人をほめてあげなさい。

④ 計画を人に説明するときには、積極的な言葉を使う

「よいニュースがある。われわれはほんとうのチャンスにめぐり会った」というような言葉を聞けば、人の心は生き生きとしてくるだろう。逆に「うまくいくかどうかわかりませんが、こんな計画があるのですが……」と言えば、聞いた人はうんざりしてしまう。勝利を約束すれば、相手の目も輝く。勝利を約束すれば、支持も得られる。城を築くことだ! 墓を掘ってはいけない!

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