今どきの医学部生はどんな大学ライフを送っているのか。「プレジデントFamily」編集部の取材に難関の医学部に合格した4人の男女が明かした、その赤裸々な内容とは――。(後編/全2回)

※本稿は、『医学部進学大百科2025完全保存版』(プレジデントムック)の一部を再編集したものです。

東京のタワーマンション
写真=iStock.com/MASA Sibata
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座談会メンバー ※すべて仮名
● 首都圏国立大 太郎くん 2年生、運動部
● 私立総合大 茂雄くん 5年生、運動部
● 国立大 瑠美さん 3年生、運動部
● 私立大 明子さん 5年生、元運動部。吹奏楽部に所属

実際のオペに入り医師の指示で腸を切ることも

【私 茂雄くん】高学年で行く病院実習も、医学部ならではの体験だよね。

【私 明子さん】内科系の実習だったら、「外来陪席」といって、私たち学生が診療室の隅っこに座って、診断や治療のプロセスを学ぶ実習がある。外科系なら、オペ室に入って見学。見学だけでなく、実際に患者さんに関わることもあります。

座談会の様子
医学部進学大百科2025完全保存版』(プレジデントムック)より

【私 茂雄くん】結構学生と雑談してくれる先生もいて、和むことも。手術室に入ったとき、先生によっては腸を切らせてくれたり、最後の工程をやらせてもらったり。もちろん、先生の監視のもとで。診療科によっては、患者さんが麻酔で眠っているとき、音楽をかけている先生もいたな。オペの種類や患者さんの状態、チームメンバーによっては、結構穏やかな雰囲気だよ。

【国 太郎くん】そう聞くと、病院実習もちょっと楽しみになってきます。

【私 明子さん】あと病院の実習に行ったときに実感したのは、産婦人科はもちろん、どの診療科にも、女性がいるということ。大学にも病院にも活躍する女性の先輩が多くいるから、しっかりと働くイメージを持つことができています。

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