パソコン通信を始めたときは、シニアの女性が…とからかわれた
高校を卒業し、銀行に入社した当初は、そろばんやお札を数えるなどの“手作業”が苦手で、「会社のお荷物」「給料泥棒」とまで自身を卑下し、体調を崩して会社を休むことすらあった若宮さん。しかし、機械という味方を手に入れ、自信を持てるようになり、人に必要とされるようになった。さらに世界最高齢のアプリ開発者として知られるようになると、各地から講演に呼ばれるようになり、80代からの今が最も多忙で、最も輝いているときなのだろう。
だが、電話回線を使ったパソコン通信時代には、パソコンでインターネットを利用していたのは男性ばかりで、なかには、女性で高齢の若宮さんをからかう者もいたと振り返る。
「私には専門知識がないから、パソコンなんか自己流でやっているだけ。でも、別に習得なんかしなくていいし、学問なんかしなくても、使えばいいじゃないですか。何年か経って『若宮さんは、よくあのいじめに耐えていた』なんて言われることもあるけど、別にいじめじゃない。私は常識がないから、とんでもないことをするわけですよ。あの頃は今みたいにアプリの完成度が高くなかったから、例えばアップしてから全部文字化けしちゃっていたとかで、注意されるわけですよ。そうすると、みんなアップしなくなるけど、叱られるからこそ、正しいやり方を覚えるんじゃない? 私は鈍感力がありますから、からかわれたり、いろいろ言われたりしても『気を付けよう』『お月謝も払わないのに、教えてくださってありがたい』と思えるの」
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能
