<プールやジャクージ付きの豪邸からキャンピングカーに引っ越して、つかんだ倹約ライフの確かな手応え。自然を満喫し、新しい出会いも待っていた:コートニー・ガラグーソ>
キャンプ場でのキャンピングカーのトレーラー
写真=iStock.com/gsagi
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今年4月、夫と私はニュージャージー州にある230平方メートルの夢の家を売った。約4000平方メートルの土地に立つ家で、4つのベッドルーム、プール、ゆったりした玄関ポーチ、そしてジャクージ付きのスイートルームがあった。

私たちはこの家に2年間住んだ。売ろうと決めたときは友人や家族を驚かせた。私たち夫婦と2人の娘(12歳と8歳)の引っ越し先は、全長10メートルのキャンピングカーだった。

どうして引っ越したのかと、あちこちで聞かれた。実を言えば、わが家は「住宅破産」していたのだ。

2022年に家を購入した頃は、余裕を持って住むことができた。夫と私の収入は合わせて14万ドルを超えていた。夫は製油所の電気技師を務め、私は望まない妊娠をした女性たちを支援する危機妊娠センターで働いていた。

私は娘たちのホームスクーリングもしていたので、この家で1年半ほど暮らした後、娘たちのニーズにもっと集中するために、仕事を辞めて彼女たちと一緒に家で過ごすことに決めた。同時に、自宅でキャンプ場の予約を管理する小さな仕事を始めた。

その頃、物価が高騰し始めた。電気代は2倍になり、食料品代は週300ドルに抑えるのがやっと。石油やガソリン代など全てが上がった。

キャンピングカーに住んで半年ほど過ぎた今も、経済の動きはむかつくことばかりだ。夫と私は、あのタイミングで家を売却できたことを神に感謝している。売っていなかったら大変なことになっていた。