「韓国人は東南アジアに対してあまりにも人種差別的だ」

この韓国人男性の動画が拡散、炎上したのは約3年前の出来事だが、実は近年、このような韓国人による「インドネシア人差別」が批判の的になる事件が立て続けに起きている。

「インドネシア人は肌が黒い。東南アジアで最も醜く、脂肪もたっぷり」。

今年に入ってからも、インドネシアの話題を扱う韓国語のコミュニティサイト内で、インドネシア在住の韓国人労働者が、上記のようなインドネシア人とイスラム教についての人種差別的なコメントを相次いで投稿していた事実がネット上で拡散している。

これに対して、ネット上ではインドネシア人から「韓国人は東南アジアに対してあまりにも人種差別的だ」といったコメントが多く寄せられていた。

タイ人を入国拒否する事例が続出

どうも東南アジアで「韓国人が人種差別的だ」という認識を持っているのは、インドネシア人に限った話ではないようだ。

特にタイのような国では、「嫌韓感情」が韓国への旅行客減少という実害に表れるレベルに達しているという。

「ホテルに木が何本あるかわかるか? ホテルの部屋の色は?」

韓国への入国審査において、このような質問がタイ人に投げかけられ、回答が不明確とみなされた場合は入国拒否となるという事例が昨年来続出しているという。

入国審査で入国拒否となる事例が続出
写真=iStock.com/FTiare
入国審査で入国拒否となる事例が続出(※写真はイメージです)