20年間の井戸県政の「ひずみ」解消に動く

斎藤氏は、東大経済部から総務省に入省し、2018年からは大阪府に出向。財政課長のとき、松井一郎府知事(当時)の知遇を得た。
  2021年に20年続いていた井戸敏三兵庫県知事が退任したのを機に、日本維新の会と自民党の推薦を受けて県知事選に出馬し初当選した。

すぐに彼は知事直轄の組織「新県政推進室」を新設して動き出す。メンバーは小橋浩一氏、井ノ本知明氏、原田剛治氏、副知事の片山安孝氏らで、先の「牛タン倶楽部」といわれる旧知の仲間たちである。