岡安弥生

1972年3月14日、群馬県前橋市生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒。血液型はO型。中学時代にアメリカの女性ニュースキャスター、コニー・チャンに憧れ、大学卒業後、フリーアナウンサーに。『ニュースの森』『ベストタイム』などでリポーターをつとめ、現在はTBSテレビ系列で放送中の『みのもんたの朝ズバッ!』に出演中。事件を追って、日本中の現場を飛び回っている。プライベートでは4年ほど前からはじめたゴルフにハマり、「休みがとれればゴルフ!」というほど夢中なのだそう。


 

アナウンサーの仕事について14年。以来ずっと報道の現場に携わり、日本中を飛び回る生活を続けています。ハードだな、と感じることもありますが、取材の合間をぬって土地ごとのおいしいものをいただいたりして、この生活を楽しんでいます。現場が大好きなので、苦にはなりませんね。

現在出演中の『みのもんたの朝ズバッ!』は、いろいろな意味で鍛えられる番組。みのさんの質問には、いつもハッとさせられます。みのさんの目線は、突き詰めれば視聴者の目線なんですよ。“伝える側”として取材しているだけでは、視聴者の「なぜ?」に答え切れません。みのさんから飛んでくるどんな質問にも答えられるよう万全の態勢で取り組むことで、結果的に視聴者の方にも満足してもらうことができるんです。

番組内で「ニュースの根っこ」というコーナーを担当しているのですが、これはまさに私がやりたかった報道の形。重大な事件や事故が起こった経緯や、その後を追っています。正しく伝えるというだけでなく、問題の根幹には何があったのかを掘り起こして共有できるので、とても有意義なコーナーです。深刻な内容が多いだけに取材中は非常に神経を使いますが、絵的に地味なニュースにも真っ向から取り組める番組は本当に貴重。番組と一緒に成長させていただいているな、と感謝しています。

報道の仕事には、切れ目というものがありません。事件や事故は1日中起きているので、普段接する本や映画も、純粋に楽しむというよりは勉強の対象になりがちです。そんな生活の中で、オンとオフの切り替えスイッチの役目を果たしてくれるのが、仕事終わりの一杯のビール。仕事仲間とお酒を飲んでいると、心からリラックスできて頭も整理されていくから不思議です。そんなに強くはありませんが、気の置けない友人たちと飲む時間は大切にしています。

同じように大事なのが、食事の時間。もともと食べることは大好きですが、仕事が忙しいとお弁当やコンビニの食事ばかりが続くことも少なくありません。すると、体が野菜を欲するんですよ。幼い頃に実家で食べた、太陽の味のする野菜が恋しくなる。今回ご紹介する「八百萬」さんも「三番町カフェ」さんも、おいしい野菜をシンプルにいただけるので、時間ができると自然に足が向いてしまいます。どの料理もビールによく合うんですよ(笑)。

「岡安は目玉焼きしか作れない」

そんなふうに思っている方も多いみたいですけれど、実は結構料理好き。凝ったものはできませんが、料理をしているといい気分転換になります。忙しくてなかなか作る時間はないんですけど……なんて言い訳したら、結局ほとんど料理していないことがバレちゃいますね(笑)。