「世間の常識」というバイアスからの脱却
「しっかりとノートを書いたり、メモしたりすることを習慣化したほうがよいのではないか」というバイアスからの脱却が必要とされているのです。「必要なことはメモしなさい」という人は記憶力に自信がないのかもしれません。
しかし、実際はメモがなくても思い出せたり、調べればすぐわかる場合がほとんどなのです。たとえば今の時代、電話番号や住所をメモる人はいないでしょう。着信履歴や検索ですぐに調べられるのですから。
本書では合理的な根拠を示しつつ、行動経済学ではバイアスと見なされる「世間の常識」を、滞りを解消するという視点から覆すことで、ムダ、ムラ、ムリのない仕事術を紹介していきます。
本書を読み終わるときには、あなたは滞りのない快適な仕事術を身につけていることになります。
もちろん本書をメモやノートをとりながら読むといったこともやめてください(笑)。