ラ・ロシュフコー
1613~1680。フランスの貴族で文学者。主著『考察あるいは教訓的格言・箴言(単に箴言集、格言集とも)』は全編が1~2行の断言で構成され、激しい議論を呼んだ。
まちがったことをして、
それに苦しむことの
できない人間くらい、
度々まちがったことを
する人間はない。
『座右の銘 意義ある人生のために』(里文出版)
人間は、自分が
考えるほど
不幸でもないし、
それほど
幸福でもない。
『生きる財産となる名言大語録』(知的生き方文庫)
水木しげる
1922~。漫画家。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』など。太平洋戦争で左腕を失い、復員後は紙芝居作家、貸本作家を経て漫画家に。40歳を過ぎるまでヒットに恵まれなかった。
不幸な顔をした人たちは、
「成功しなかったら、
人生はおしまい」
と決め込んでいるの
かもしれないネ。
『水木サンの幸福論』(角川文庫)
芥川龍之介
1892~1927。大正時代に活躍した文豪。35歳のとき服毒自殺にて逝去。「羅生門」「鼻」など古典を翻案した短編小説のほか、「河童」など厭世的な作風でも知られる。
どうせ生きて
いるからには、苦しいのは
当たり前だと思え。
『仙人』(ちくま文庫)
チャールズ・チャップリン
1889~1977。映画黎明期を代表する「喜劇王」。1952年製作の『ライムライト』は、米国内での「赤狩り」で上映禁止とされ、彼自身も欧州移住を迫られるという因縁を持つ。
この人生はどんなに
つらくとも生きるに
値する。そのために
必要なものは、
勇気と想像力と
ほんの少しのお金だ。
映画『ライムライト』