遠慮して黙っているのはもったいない

すばらしい仕事ぶりの人に対しては、「すばらしい」と言葉に出す。頑張って成功したら一緒によろこぶ。「きれいだ、似合っている、ファッショナブルだ」と思ったら、それを言葉で伝える。遠慮して黙っているのはもったいない、と。

坂東眞理子『与える人 「小さな利他」で幸福の種をまく』(三笠書房)
坂東眞理子『与える人 「小さな利他」で幸福の種をまく』(三笠書房)

そんなふうに気持ちを切り替えたら、とてもラクになりました。そのうちに、相手が失敗して苦しんでいるときはそっとしておく、一緒に苦しみすぎないことも大事、そんなこともわかってきました。

・自分が相手にしてあげられることはなんだろうと考えて行動する。

・自分にはたいしたことはできないからと、遠慮しすぎない。

この2つが大事なポイントです。その結果、相手が自分の行動や言ったことに感謝したり、よろこんだりしてくれれば、こちらも心底、うれしくなります。そんなきっかけで、温かい人間関係が生まれていくのです。

【関連記事】
【第1回】「“お人よし”では厳しい競争社会では生き抜けない」は大間違い…結局、成功と幸せを手にする人の共通点
「他人の悪口をいう人間」と付き合うと不幸になる…最高の人生には邪魔になる「縁を切るべき人」の見分け方
「どうせ自分は…」は絶対言ってはいけない…脳内科医「脳に効くひとり言、脳をフリーズさせる最悪のひとり言」
「それって感想ですよね」は理屈がおかしい…「屁理屈で論破してくる人」を一発で黙らせるシンプルな返し方【2023下半期BEST5】
「まぁ」「はい」「なるほど」は要注意ワード…無意識に相手を不快にする「使うべきでない相槌」の正しい使い方