アイドルは浮草稼業、将来が確実な宝塚

法政大学社会学部教授 稲増龍夫氏

「AKB48」をはじめアイドルが活躍できるのは期間限定で、10代半ばから20代前半までの長くて10年間ぐらい。プロ志向というよりは放課後のクラブ活動的なノリで、本人たちもこれで一生食っていくぞといった覚悟はそれほどない。「おニャン子クラブ」「モーニング娘。」、そしてAKBにしてもメンバーの数は多く、同年代のファンを抱え込んでアイドル予備軍を引き寄せ、瞬く間に消費されてしまう。その結果、新たにアイドルの世代交代が進むことになる。

ただ、今回のAKBは、テレビから売り出すという今までのグループのコンセプトとは異なり、秋葉原といういつでも誰でもが会える舞台から出発させ、現場から発信する手法を取った。さらにネットを使い、口コミによって情報を増殖させ、それと相まってヒットしたというのが特徴的だ。