株式投資で利益を上げるにはどうすればいいのか。個人投資家の上岡正明さんは「相場の先読みは不可能なため、株式投資で利益を上げるには、『いかに負けないか』が重要になる」という――。

※本稿は、上岡正明『MBA保有の脳科学者が教える 年収1億円の人になる「強運脳」』(宝島社)の一部を再編集したものです。

「丁半博打」で勝つのはごく少数

私はYouTubeチャンネルの中で、株式投資のコンテンツを配信していますが、そこでは人にもよりますが、初心者でも10~30%ほど勝率が上がる方法をご紹介しています。

また、私自身が株式投資を始めた頃に知っていれば、もっと早く投資で資産1億円を達成できたのではないかという情報を厳選してお送りしています。

あとは皆さんの「努力」と「成長」、そして「運」になります。

ただし、「運」と言っても博打で勝つ「運」とは違います。

例えば「丁か半か」を当てる丁半賭博では、当たる確率は50%です。そこに全額投資をして、当たれば倍になるが、負ければゼロになる博打に1000人が参加したとします。

すると50%の確率ですから、最初の賭けで500人が残り、2回目の賭けで250人が残り、3回目の賭けで125人が……というふうにだんだん数が減っていって、10回目の賭けで残るのは確率的に1人になります。

二つのサイコロを振る手
写真=iStock.com/tsvibrav
「丁半博打」で勝つのはごく少数(※写真はイメージです)

投資初心者の「やるべきこと」「やってはいけないこと」

この1人は、丁半賭博で10連勝して、資産は実に1000倍になります。

たしかにこの最後の1人は「強運」の持ち主と言えるでしょう。しかしこの「強運の1人」の裏では999人の「運のない人」が資金を失っています。

皆さんが何の準備もなく、ただ運を天に任せてこの丁半賭博に参加しても、この999人の中の1人になるのがオチです。

しかし、今から説明する「99%勝てる方法」を実践すれば、この「強運」を自らの手で引き寄せることができます。

そこでまず、株式投資を始める方だけでなく、初・中級くらいの方が「やるべきこと」「やってはいけないこと」を説明していきます。