「いかに負けないか」が重要
株式投資で勝つことは大事ですが、勝ちパターンを学んだら、いかに負けないかということをセットで学ぶ必要があります。
そうしなければ勝って資産を増やしてもまた損をし、さらには資産を減らしてしまうということも起こり得ます。
年収1億円を目指すあなたにとって、これは本末転倒です。やはり勝てることを学んだら、それとセットで負けない投資を学ばなければいけません。
私は25年前に株式投資を始めて、30代後半までに6億円の資産を形成しました。そのうち3億円は株式投資で築いた資産です。そのほか不動産投資で2億円、会社経営で1億円の資産を築いています。
また株式投資関連の本は、すでに20冊ほど出版しています。
そうした経験から、ここでご紹介する「99%勝てる方法」ですが、結論から先に言ってしまうと「暴落相場で勝負しろ」ということです。
「ITバブルの崩壊」で元手が5倍に
今まで私が株式投資を行ってきた中で、大きな暴落相場は3回ないし4回ありました(図表1)。
1回目の暴落は、2000年から2002年にかけてのITバブルの崩壊です。
私はこのとき株式投資を始めましたが、その頃はまだ全くの未経験者で、株式投資入門という若葉マーク付きのムックを買って読んでいたほどでした。
しかし暴落相場のときに投資を始め、その後、小泉政権の小泉バブルによる上昇相場で、200万円の元手を一気に1000万円に増やすことができました。
その後、2008年にリーマン・ショックが起き、2012年からのアベノミクスをへて、2020年にはコロナ・ショックが起きました。
またこれらの暴落ほど大規模なものではありませんでしたが、2015年にチャイナ・ショックという暴落も起きています。