株価が上がっていく順番は決まっている

株式投資の経験が豊富な人は、勝負どころがわかっていて、そこにうまくミート(絶好のタイミングで売買すること)して利益を上げています。

さらに、そこから一歩進んで、循環相場を身につけることができるようになったら、まだまだ資産運用のチャンスを増やしていけます。

例えば、最初に小型株、そこから人気株やテーマ株、次に景気敏感株、最後はサービス、医療、バイオ、銀行株などに投資というように、大暴落した後は、株価が上がっていく順番が決まっているのです(図表2)。

「儲かる確率の高い銘柄とタイミング」を選んで投資

株式投資には、「期待値」というものがあります。期待値とは、リスクとリターンを天秤にかけて、成功の確度を少しでも高めるための目安です。

図表2の例で言うと、暴落後の株価上昇期に、最初に銀行株を買ってしまうと損をし、最後に買えば儲かる可能性が高いので、最後に買います。

サービスも同様に、暴落から上昇に転じた後、一番最初に買えば儲かる確率が高い……というように、「儲かる確率の高い銘柄とタイミング」を選んで投資します。

この順番で、階段を上るように、暴落後に資産を移していけば、利益を得るチャンスをどんどん広げていくことができます。