次は「やすらぎのロフト」

平野悠『1976年の新宿ロフト』(星海社新書)
平野悠『1976年の新宿ロフト』(星海社新書)

――何か新しい事業のアイディアはあるんですか?

【平野】久々に東京帰ってきたけど、やっぱり面白いよね。トー横とか、なんか新しいもの作っているなという感じがするし、メイド喫茶の女の子とか見て感動しちゃった。

今後はどうだろうね。08年にコマ劇場がなくなったでしょう。ぼくは都はるみや北島三郎をコマ劇場の客席の真ん中で見ていました。新宿の変化でいえば、コマ劇場がなくなったのが一番悲しい。演歌の殿堂がなくなったわけです。

だから演歌をちゃんと聴けるライブハウスをやってもいいかな、と。あとは「やすらぎの郷」ならぬ「やすらぎのロフト」なんていう場をつくるのもいいかもしれませんね。

(インタビュー・構成=ライター 山川徹)
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