自分の「売り」を冒頭に書く

シニア転職の際の職務経歴書には、ちょっとした「お作法」があるので、ここで紹介したいと思います。

職務経歴書にはちょっとした「お作法」がある(※写真はイメージです)
写真=iStock.com/bymuratdeniz
職務経歴書にはちょっとした「お作法」がある(※写真はイメージです)

特に「飛び込み転職活動」の場合は、職務経歴書の一番の「売り」の部分を抜粋し、「手紙」の冒頭に書いて、オーナー社長の興味・関心を喚起するのが鉄則です。

・鉄則1

「自分の職務経歴を通じて、相手の興味・関心を喚起する」という意識で書きましょう。

「切り口」を意識して具体的にまとめる

・鉄則2

職務経歴は「事実、数字、成果」といった「切り口」を意識して具体的にまとめること。

例えば、もしあなたが食品会社の営業課長だったとしたら、担当していたエリア、量販店、売上規模と伸長率といった数字もさることながら、「成果」の中味を細かく記述することが大事です。

どんなエリア戦略、営業戦略、営業施策をもって成果を上げたのか、具体的に書くといいでしょう。

経営者がシニアの職務経歴書で最も重視しているのは、こういう点なのです。

その内容に光るものがあれば、かなりの確率で転職活動を前に進めることができます。

逆に、戦略立案、施策立案といった部分での強さがなければ、企業としてはわざわざシニアを雇用するメリットがありません。できるだけ採用する側の立場で考えることが重要です。