フーディーが発見した美食を核に地方を盛り上げる

2021年の第1回の表彰に選ばれた10店は以下の通りでした。そして栄えある「Destination Restaurant of the Year 2021」には富山県にあるオーベルジュ「L'évo〈レヴォ〉」が選ばれました。

L'évo〈レヴォ〉(富山県)
チミケップホテル(北海道)
日本料理 たかむら(秋田県)
とおの屋 要(岩手県)
Restaurant Uozen〈レストラン ウオゼン〉(新潟県)
片折(石川県)
すし処めくみ(石川県)
日本料理 柚木元(長野県)
Pesceco〈ペシコ〉(長崎県)
Restaurant État d'esprit〈レストラン エタデスプリ〉(沖縄県)

2022年の第2回の表彰に選ばれた10店は以下の通り。この年の「Destination Restaurant of the Year 2022」には、和歌山県のイタリア料理店「ヴィラ アイーダ」が選ばれています。

ヴィラ アイーダ(和歌山県)
余市 SAGRA〈サグラ〉(北海道)
山菜料理 出羽屋(秋田県)
ドンブラボー(東京都調布市)
北じま(神奈川県鎌倉市)
里山十帖(新潟県)
ラトリエ・ドゥ・ノト(石川県)
茶懐石 温石(静岡県)
AKAI〈アカイ〉(広島県)
ヴィッラ デル ニード(長崎県)
柏原光太郎『「フーディー」が日本を再生する! ニッポン美食立国論 ――時代はガストロノミーツーリズム――』(日刊現代)
柏原光太郎『「フーディー」が日本を再生する! ニッポン美食立国論――時代はガストロノミーツーリズム――』(日刊現代)

私が実際に訪れたことがあるレストランは、残念ながら半分にも満たないですが、いまや、世界のフーディーのみならず、日本の富裕層も全国の美食に関心を持っているのです。

コロナ禍以前に考えられた地方の開発計画も、当初は縮小を考えた時期もあったようですが、アフターコロナの観光事業の増加を見込んでビフォアコロナ以上の熱量を持って動き出しています。

今後は、フーディーが発見した美食を核にして地方を盛り上げることが、地方創生の一番成功する方法になるはずだと私は思っています。

2023年のデスティネーションレストランは6月20日に発表されています。

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