酪農界が抱える本質的な問題
ここで改めて酪農家から反発された私の主張を紹介したい。
①日本の酪農は輸入穀物の加工業になっている
多くの国民は、酪農から牧草をはむ牛を想像する。酪農に関する記事には、広大な草地で放牧されている牛の写真が掲載される。しかし、放牧されている牛は2割に満たない。ほとんどは、狭い牛舎の中で、また首をつながれたままで、アメリカ産の輸入穀物を主原料とする配合飼料を食べている。栄養価が高いので乳量が上がるからだ。
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