“売り”を知らずに“買い”一辺倒

「ビギナーズラック」とは、投資・ギャンブルの類に初めて手を付けた人がしばしば得る望外の利得を指す。うらやましい半面、無垢な初心者が「一寸先は闇」の世界に引き込まれる第一歩でもある。

「最初に損していたら、その時点でやめてました」――関東圏の公務員、斉藤浩一さん(仮名、43歳)は断言する。