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図1 デフレ・需要不足の本質とは?

日本を襲っているデフレ現象・需要不足の根幹にあるのは、「有限の地球」という事実、さらに「人工物の飽和」という現象だ。たとえば自動車であるが、現在、国内で保有している自動車の台数は約6000万台で、人口当たりで換算すると2人に1台となる。日本では自動車の寿命は約12年だから、年間需要は500万台しかない(図1)。

次に住宅を見ていく。日本ではこれまで右肩上がりで人口と世帯数が増え、それに応じて住宅数も増えてきた。現在、日本の世帯数は約5000万であり、5000万戸強の住宅がある。日本では平均50年で建て替えを行うというデータがあるから、年間需要は100万戸(図1)。ここから大きく伸びることはない。

(構成=荻野進介 撮影=尾関裕士)
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