「理科読(りかどく)」とは理系の本を読むことで、学校で児童が始業前に本を読む「朝読(あさどく)」や家で本を広げる「家読(うちどく)」と類似の読書運動である。

本書は理系本を読む文化を広める3回のシンポジウムを基に編まれた。雑誌「かがくのとも」編集長、中学図書館の司書、啓発活動に熱心な大学教授、科学読物研究会のメンバーなど理科読運動に関わる12人の練達者が、柔らかい文体で熱い思いを綴る。副題に「子どものふしぎ心を育てる12のカギ」とあるように、優れた理系本を児童に紹介し科学に親しむ心を育もうというのである。