※編集部註:初出時、編集部が設定したサブタイトルで「ミュージカル化」
『となりのトトロ』の舞台がイギリスで大人気
30余年の時を超え、往年の名作がヨーロッパの大舞台で脚光を浴びている。1988年のアニメ映画『となりのトトロ』がロンドンで舞台化され、10月に初演を迎えた。
現地メディアでは、「本当の温かさを伝えてくれる」「秋の必見作」など、好意的な観客の声を紹介している。興行収入でも成功し、発売初日にチケット約3万枚が売れた。11月上旬の時点で公演期間2カ月以上を残し
日本のスタジオジブリ側と緊密に連携し、原作のイメージを重視しながらも再解釈を加えたストーリーテリング。それに加え、トトロの世界を舞台上に再現した愛らしいパペット(操り人形)たちが話題を呼んでいるようだ。
来年1月までの予定で上演中となっており、ロンドンのジブリファンたちに笑顔と温かさを伝えている。
記録更新、シェイクスピアを超えた…
上演場所はヨーロッパ最大の文化ホールである、バービカン・センターだ。ロンドンの中心部に位置し、劇場にアートギャラリー、図書館に映画館などを擁するこの場所は、ロンドン市民に芸術面でのインスピレーションを与え続けている。
イギリスで映画版「トトロ」が初めて上映されたのは2001年のことだが、その際の劇場も、くしくもここバービカン・センターだった。
そのバービカンで「トトロ」の上演がアナウンスされると、たちまち大人気を博した。英ガーディアン紙は、「バービカンのボックスオフィス(チケット売り場)の1日のチケット売り上げ記録を更新したショー」だと報じた。
劇場情報サイトのワッツ・オン・ステージによると、5月19日の一般販売開始とともにチケットへの需要が殺到。1日で販売が行われた実績として、バービカンの興行記録を塗り替えた。同記事によるとこれまでの最高記録は、2015年の『ハムレット』だったという。『SHERLOCK/シャーロック』『ドクター・ストレンジ』のベネディクト・カンバーバッチが主演を務めていた。