株式投資で億万長者になるためにはどうすればいいのか。個人投資家の上岡正明さんは「誰でも『億り人』になるチャンスをもっている。そのためには3つの習慣を身につけることが重要だ」という――。
※本稿は、上岡正明『勝てる投資家は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
株で“億り人”をめざさないほうがもったいない
いまこの記事を読んでいるあなたは、ひょっとしたらこんな気持ちを抱いているのではないでしょうか?
「何度も失敗してきたけど、いまだに諦めきれず、株で真剣に資産形成したい」
「老後の不安を少しでも取り除きたい」
「できれば、FIREや億り人までいかなくとも、毎月安定した収益を稼ぎたい」
「老後の不安を少しでも取り除きたい」
「できれば、FIREや億り人までいかなくとも、毎月安定した収益を稼ぎたい」
……なんて、そんな夢みたいな話実現しないよな。と思っていませんか?
誤解を恐れずに言えば、株式投資で億を手に入れるのは、そんなに難しくない、と私は思っています。むしろ、億り人をめざさないほうがもったいないくらいです。
なぜなら、株で億を作り出すプロセスには、再現性が存在するからです。投資とは、資産を倍々にするゲームの積み重ねにほかならないのです。
10万円の資産を20万円にできたなら……
株投資の世界では、10万円の資産を20万円にするのも、1億円を2億円にするのも、手間や時間、必要とする労力、知識やスキルを使うなどといった再現性のパワーはほとんど同じです。
「え? 金額がまったく違うじゃないか」と考える読者もいるでしょう。しかし、よくよく見ていただければ、どちらも資金を2倍にするだけ、ということがわかります。10万円を20万円にすることができた投資家は、資産を2倍にし続けることで、いずれ1億円に到達する可能性を秘めた投資家だ、と言うこともできます。
私の経験から言えば、自力で資産1200万円を突破するまでが一番大変でした。ただ、1200万円に到達してからは、約2倍の2500万円、その次の5000万円、さらにその上の1億円という道筋がはっきり見えてきました。5000万円まで到達すれば、あとは同じことをたった1回、繰り返すだけで達成してしまいます。