これからリストラされるのはどんな人たちか。人事コンサルタントの西尾太氏は「ITへの苦手意識がある人は危険だ。特に現在の50代はあと20年は働く可能性があり、今のうちに新しいツールに対応する努力が必要だ」という――。

※本稿は、西尾太『人事の超プロが教える 会社員 50歳からの生き残り戦略』(PHPビジネス新書)の一部を再編集したものです。

「できれば新しい挑戦はしたくない」50代が3割

50代にとって今後、絶対に必要になるもの、それはやはりITの知識や技術です。デジタルツールへの対応は必須です。

20~40代の人たちに「あなたの職場にいる身近な50代の社員に、今後、新たなスキルや知識を身に着けたり、未経験の仕事に取り組んでほしいと思いますか」と質問しました。

結果は、「できれば取り組んでほしい」が59.0%。「ぜひ取り組んでほしい」が28.7%。約9割の人が新たなスキルの習得を望んでいます。

50代の人たちにも「あなたは、今後、新たなスキルや知識を身に着けたり、未経験の仕事に取り組んでいきたいと思いますか。」と聞いてみました。

こちらは、「できれば取り組みたい」が47.0%。「ぜひ取り組みたい」が20.0%で、「できれば取り組みたくない」が33.0%でした。