「様子見」によってリスクを負う必要はあるのか
新型コロナウイルスに対する免疫をつけるには、ワクチンを接種するか、感染するかの二つしかありません。「子供は重症化しないから、感染しても平気」と楽観できたのは、デルタ型変異ウイルスがまん延する前の話です。デルタ型変異ウイルスが猛威を振るい、新しい変異ウイルスの脅威に曝されている今の状況では、「子供も若者も重症化し、後遺症をもたらす可能性がある」と考えるほうが正しいでしょう。新型コロナウイルスの特効薬がないなかで「様子見」をして、子供たちに重症化リスクや後遺症のリスクを負わせる意味があるでしょうか。
新型コロナウイルスワクチンの接種は、パンデミックを乗り切るために欠かせない感染防御手段です。上にあげたサイトの情報を参考にしながら、お子さんと一緒にワクチンの接種について話し合ってみませんか。
(聞き手・構成=井手ゆきえ)