体にいい食べ物をいっぱい食べよう

「カロリーが高い=太る、体に悪い」というイメージがありますよね。

細川モモ『生理で知っておくべきこと』(日経BP)
細川モモ『生理で知っておくべきこと』(日経BP)

でも、食事でのカロリーは、もっととって大丈夫です。現代の日本女性の1日の摂取カロリーはなんと、終戦直後を下回っています。特に、働く女性ほど(さらに長時間働く人ほど)カロリーが大幅に不足しています。

生理の悩みがない人とある人のとったカロリーを比べてみると、悩みがない人のほうが多くとっています。意外に思いますよね。生理の悩みのない人は、揚げ物をあまり食べず、焼き魚や豆腐、野菜などのカロリーが低いものを食べているのですから。

でも、女性ホルモンのために必要な理想のカロリーは体重1kgあたり45kcalです。

ちゃんと食べている人に生理の悩みが少ないのは、それだけ女性ホルモンの分泌がしっかり行われているからです。カロリーの内訳を見たときに、魚、大豆、野菜などをたくさん食べて、いいもので埋まっているイメージです。

朝食
写真=iStock.com/kazoka30
※写真はイメージです

栄養がない「エンプティカロリー」に要注意

逆に、生理の悩みがある人は、栄養が少ないカロリーだけが多い食事をとっています。

気をつけるべきは、この「栄養がほとんど入っていないカロリー」。スナック菓子、スイーツ、お酒などで、私たちは「エンプティカロリー」と呼んでいます。「空のカロリー」という意味で、栄養がなくてカロリーだけがあります。

「エンプティカロリー」を避けて、栄養が詰まったカロリーをとるなら、カロリーの量はあまり気にしなくて大丈夫です。女性は1日1800~2000kcalを食べるのが理想なので、生理の悩みがない人も、もっとたくさん食べたほうがいいぐらいです。

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