ヤマト運輸と並ぶ物流2強の佐川急便。荷物の積み降ろし拠点は年中無休で動いており、そこでは2種類の朝礼が行われている。私が見学したのは東京・港区の配送を担当し、380人のドライバーを擁する城南店だ。
取材日は2月上旬。冷暖房のない場所だがスタッフはてきぱきと働く。あいさつも返事もすべて「ウォッス、ウォッス」の会社だ。
朝7時から行われる管理職朝礼は業務連絡が主で、7時半から開始されるドライバー朝礼は、管理職がドライバーの体調を確認して送り出すことが目的である。管理職朝礼はオフィスでやるが、ドライバー朝礼は積み降ろし作業の現場が会場だ。横でベルトコンベヤーがフル稼働しているから、参加者は大声を張り上げなくてはならない。
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(尾関裕士=撮影)

