「持ち帰る」ことは「要求を受けた」という意味

<strong>プレゼン格差<20></strong>難しい質問が出たら「その場で対応」vs「持ち帰る」
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プレゼン格差難しい質問が出たら「その場で対応」vs「持ち帰る」

プレゼンテーション中に突然出てくる難しい質問に、500万円台の人の72.7%が「持ち帰る」と答えている。2000万円稼ぐ人でこの持ち帰り派は58.5%に留まる(プレゼン格差20)。

社内の人員調整や、他の取引先への確認など持ち帰らざるをえない状況もあろうが、できる限りその場で処理するべきだと私は考えている。

「おっしゃることはわかりました。検討してみます」と言っていったん「持ち帰る」ことは、「相手の要求を受けた」という意味になる。そのため、2~3日経ってから「できません」と答えようものなら「あのとき持ち帰っておいて、しかも後から結局『できない』と言われても困る。当然やってくれるものと思って、こちらはもう準備をしていた」と言われ、後に引けなくなるからだ。

<strong>プレゼン格差<21></strong>質問を受けるのは「その都度」vs「区切りで・最後」
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プレゼン格差質問を受けるのは「その都度」vs「区切りで・最後」

仕事のできる人は、「守備範囲外なのでできません」ときっぱり答えるか、「その課題をクリアするためには、追加の工数が必要で、当初の想定よりも日数がかかります」「追加工数で○○万円ほど上乗せされますが、それでもやりますか?」などと検討事項をその場で明らかにして、相手にボールを投げ返す。相手側も、できないのなら「だめ」とその場で言われたほうが次を考えられるし、やるために必要な条件があるなら、その場で提示してもらったほうが話が早い。断る勇気を持つこと、判断力を養うことも年収2000万円への道には欠かせない。

内容次第では窮地に追い込まれかねないプレゼンテーション時の相手からの質問だが、これをいつ受けるかは大きなポイントになる。相手がそれまでの説明を理解できていないなら、説明を続行しても話したことがすべて無駄になってしまう。内容を十分納得してもらうためには、相手の理解度を確かめつつその都度受けるのが望ましい(プレゼン格差21)。

その都度受けるには、たとえ相手から話の腰を折るような質問をされたとしても、元に戻して話を続行できるだけの力量が必要となる。まずは一通り説明をして、「区切りで」質問を受けるほうが楽なのだが、年収2000万円の社員は「その都度」こなしている人が多い。2000万円を稼ぐ人の33.5%が「その都度」受けるのに対し、500万円台の人は24.0%にとどまっている。