「午前11時の白湯」が痛風にいい理由

地球上に住むほぼすべての生物はさまざまなリズムを刻んでいる。地球の自転によりもたらされる1日(サーカディアン)のリズム、月の満ち欠けによる1カ月のリズム、地球が太陽の周りを公転することによる1年のリズム。

病気の発症には「時間」が深く関わる
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現在最も研究が進んでいるのが、サーカディアンリズムだ。明治大学農学部の中村孝博准教授が説明する。

「人の体の中のあらゆる細胞には時計遺伝子が存在し、日中に活動状態となり、夜は自然と眠くなるような一日周期のリズムを司っています。時計遺伝子が中心となり、昼夜に合わせて体温やホルモン分泌など体内環境を変化させる機能を『体内時計』と総称します」

体内時計は2017年のノーベル生理学・医学賞の受賞理由にもなった。私たちの体のそれぞれの生理機能が、最も働くべき時刻にピークを迎えるように整えてくれているが、時にそれが“病気の発端”になってしまうのだ。

一日の血圧の動きを図「体の機能のリズム」に示した。これと似た流れで、死亡率が高くなっていることがわかるだろうか。この死亡率は主に循環器系の突然死を反映している。

「体内時計」で24時間変化が起こる

「循環器系の発作は、その時間に循環器機能が活発になるサーカディアンリズムと関係しています」(中村准教授)