マスクは命を奪うアイテムにもなりえる
厚生労働省は、当初このマスクを輸入した会社名を明かさなかった。さらに今月中旬になって、同じ会社に約30億円の追加契約までしていた。不織布マスクが簡単に入手できるのに、フィルター効果がほとんどない布マスクの輸入を続けるのは、国民の命を守るということが理由ではないようだ。
大西准教授はこう警鐘を鳴らす。
「マスクは命を守るアイテムにもなるし、奪うアイテムにもなり得ます。例えば、使用済みのマスクの表面を安易に触ったり、マスクの性能を過信してリスクの高い場所に行ったりするべきではありません。これからの季節は、マスクの装着が熱中症のリスクを高めます。こまめな水分・塩分の補給や、クーラーで温度の管理などに注意して下さい」
まだ、新型コロナの終息が見通せない現段階では、マスクを正しく選び、装着して、可能な限り、感染リスクを減らすことを心がけたい。