去年6月に政権に就いた菅直人は7月の参院選で衆参ねじれを招いたが、9月の党代表選で再選された。代表任期満了の来年9月まで政権を担当する資格を得ているはずなのに、菅降ろしが燃え盛る。

就任以来の挙党態勢拒否や党内対立に加え、菅の自己中心的な政権運営や政治手法に不満や反感が広がった。さらに大震災後、対応の遅れと原発事故問題での不手際や無策が目立った。ねじれ国会や政局優先の与野党という事情も大きいが、復興対策をめぐる財源論や組織づくりなどの裏側で、菅の政権延命の計算が目立ち、それが震災復興と原発事故収束の阻害要因になったという指摘は多い。