長時間労働が蔓延する「命がけ」の仕事
公立学校の志望者数は6年連続で減少している。当然だろう。公立学校の教員は、比喩でもなんでもなく、文字通り「命がけ」の仕事になっているのだから。なお、現在、公立学校教員について、1年単位の変形労働時間制が導入されようとしている。
これは、夏休み等長期休暇中の所定労働時間を短くする代わりに、ほかの期間の所定労働時間を長くして、単に「見かけの残業時間」を減らすことを狙いにしたものと言える。公立学校教員の残業が社会問題化したのを受けて、こういう姑息な手段を思いついたのであろう。これは長時間労働を助長するだけなので、断じて認めてはならない。