プレゼントで「センスがいいね」と言われる人はどんな準備をしているのか。商品開発コンサルタントの美崎栄一郎氏は「食事に行ったら、相手の注文を聞いて記録するとよい。好きなメニューやSNSの投稿内容は、相手の好みを知るのに効果的だ」と指摘する——。

※本稿は、美崎栄一郎『脱ムダ、損、残念! 今度こそ、やめる技術』(あさ出版)の一部を再編集したものです。

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食事は「好きなもの」をリサーチするチャンス

突然のサプライズ。このとき、自分の好きなものをプレゼントされるとうれしいものです。反対にプレゼントするときは相手の好きなものをプレゼントしたいと思うでしょう。しかし、なかなかどうして難しい。

それは、相手の好きなものをちゃんと覚えていないからです。

とはいえ、知り合いの数だけ好きなものを覚えておくことは簡単ではありません。だから、記録しておくことが大切です。それもさりげなく。

たとえば、みんなでごはんを食べに行ったとき、すかさず、みんなの注文を聞く役を買って出るのです。

「カレー好きなんだ、俺。カレー風味の揚げもの3つ」
「アルゼンチン風牛カツ美味おいしいよね、あと赤ワインも注文!」

これをすべてメモしておきます。注文はメモを見ながら店員さんに言えばOK。これによって、すごく大事なデータをとることができます。皆の好きなものの記録を手に入れられたわけですから。

そして、後日のデートでは美味しいカレー屋さんに連れて行けば、ポイントアップ。昇進したときには、アルゼンチン風牛カツで有名なお店でお祝い。相手は、すっかり驚き、感動します。なぜならしゃべったことを覚えていません。無意識に好きなものを選んで、注文しただけですから。このメニューの記録は意外と使えます。